作家紹介:Yutaka Shimizu

yutaka shimizu (ゆたか しみず)

1986年 愛知県蒲郡市生まれ
2008年 大学卒業後、「ひいな」入社。
清水久遊に師事、雛人形師としての道を志す。
2019年 自身のブランド、「yutaka shimizu」を立ち上げる。
同年、髙島屋各店舗にて展示販売開始。
2020年 読売新聞 朝刊 くらし面掲載。
毎日新聞 掲載。
FASHIONSNAP.COM掲載。

【作品の特徴】
 花やお気に入りの絵を飾るように楽しんでいただきたい。
そんな思いから生まれたおひなさまです。
ひな祭りはもちろん、あらゆるシーンで自由に飾っていただき、おひなさまと共にある毎日が心豊かでありますように。そんな願いが込められています。
共にする長い時の中で色褪せることがないよう、衣裳は上質な素材にこだわりました。
日本の裂地、正絹(シルク)の艶やかさはおひなさまをより美しく魅せてくれます。
お顔は優しくシンプルに。ホッと癒される表情に仕上げました。
おひなさまに対する想いや在り方は人の数だけあります。
手に取ってくださった方とおひなさまの物語が優しく紡がれ、いつまでも心の癒しとして大切な存在になりますように。

【yutaka shimizuの想い】
 愛知県蒲郡市にて雛人形工房を営む家に産まれ、お雛様に囲まれて育ちました。
初めてお雛様作りに触れたのは小学生の頃。
お小遣い欲しさにコツコツと手を動かしていました。
大学卒業後、「ひいな」に入社。
雛人形作家である祖母「清水久遊」に師事し、本格的に作ることを始めます。
後に、生地選びから企画まで、お雛様作りに関わる全ての業務に携わるようになり、機屋さん、お道具屋さん、お雛様の顔を作る頭師さんなど、日本の伝統工芸を支える一流の仕事に触れるようになります。
 「清水久遊」のお雛様の特徴は、良質な素材を使用し丁寧に仕立てられた衣裳と、美しいフォルムにあります。
高いクオリティを保ち続ける現場で鍛錬することで、わたしのものづくりに対する姿勢が出来上がりました。
良いものを見極めること、それを生かすための知識と技、手掛けるものに対する謙虚な姿勢、時には遊び心。
何よりも、一生懸命まじめに作り続けること。
作り手として学び続けてから約10年、常にお雛様と共に歩んできた人生の中で、わたしなりに伝えたいお雛様のかたちが見えてきました。
何にも囚われることなく、シンプルに自由に飾れるお雛様の在り方を提案し、皆様と共に楽しんでいきたいと思います。

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