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ひいな

ひいなの看板兜。


 

蒲郡市は雨続きでどんよりとした空気が街を包んでいます。

しかし、暗いお天気の日には家で飾られた兜をじっくりと鑑賞する良い機会となります。

ひいなの店内も本日は静かです。

わたし自身も玄関に飾ってある大きい兜をじっくりと観察しました。

この兜はひいなの先代、清水八郎が甲冑師である別所実正さんに依頼して制作して頂いた兜です。

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名称を『阿古陀形三ツ鍬形 六十二間総星兜(あこだなりみつくわがた ろくじゅうにけんそうほしかぶと)』

と言います。

別所実正さんの腕が遺憾なく発揮された逸品です。

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特徴的なのがこの鉢の形。

銅板を火で焼いて柔らかくし、木槌で何回も繰り返し叩き徐々にこの形に仕上げていきます。

1つの鉢が形になるまでおよそ2万回叩きます。

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そしてこの鉢に1800余りついている星は、1つ1つ弛まないよう手でカシめます。

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帽子のツバのように前に突き出した眉庇の上には不動明王の剣のごとく力強く三ツ鍬形がのびています。

毎年ひいなの玄関を飾る兜。

お客様も必ず足をとめて見てくださいます。

良質な材料を用いて、時間をかけ、手をかけ制作されている分高価なものになりますが、

日本の伝統文化であるお節句の品、気持ちがこめられた逸品を見て頂く機会を提供することはとても大切な事だと思い、毎年飾っています。

ご来店された際には是非ご覧ください。

 


選ぶ過程も一生の思い出。


おはようございます。

昨日の雨から一転、本日は気持ちの良い快晴!

玄関にある桃の花が咲いていました。

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土日月の3連休から本日まで、多くのお客様にお越しいただきました。

本当にありがとうございます。

お客様と一緒に兜や鎧を見ていて思ったこと・・・

「自分だったら何を選ぶんだろう?」

普段、お客様の置かれている環境、状況を考慮した上で、そのご家庭にとって良いものを提案させていただいてます。

飾るスペースの大小だったり、引越しが多いかどうかだったり、一軒家かアパートかだったり、

どこに飾りたいかだったり、好みの色や形だったり、歴史好きかどうかだったり・・・

でも、今自分が選ぶとしたら何だろう?

店内を見回してみて思ったことは、

「子供が生まれてみないとわかんない。」

大切な子供の健やかな成長を願って飾る五月人形だから、個人の好みオンリーで選んだそれと、我が子の存在ありきで

選んだそれは、きっと変わるような気がします。

その子のイメージカラーだったり、形の雰囲気だったり、自分自信の好みだったり、親御さんのアドバイスだったり、そんなことをグルグルと考えまくって最終的に選んだそれは、きっと何であれ素晴らしい逸品だと思うのです。

お子様のためにグルグルと悩みながら選んだその過程が一生の思い出であり宝物です。

自分が選ぶんだったらという問いから、改めて大事なことに気付きました。

今日もこのお仕事に携われていることに感謝。


素直な心で。


3月中旬、寒い日が続きます。

毎日布団から出るのに一苦労です。

足を天に向けてからバタッと振り下ろし、勢いでやっと起き上がり1日が動き始めます。

ひいなの朝は掃除から始まります。

憂鬱な気分でも、今日のような晴れた日に一生懸命掃除をしていれば自然と気分も明るくなります。

晴れやかな気分ついでに、今日の花を紹介します。

その名もクリスマスローズ。

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庭に咲いていたのを摘んできました。

控えめに下を向いていますが、その憂いを帯びた姿が名前に似合わず和風美人だと思います。

濃いマゼンダ色の花弁に合わせて、茶色がかった鼠色の花器でシックに。

最近、読んだ白洲正子さんの書籍の一部にこんな言葉があります。

「花器そのものが生ける花を教えてくれる。」

素直な心で物と向き合い、自分の気持ちを大切に楽しんでこられたのだと思いました。

ちょっと背伸びしてかっこよく見せようとするのも良し。

そのものの持つ本来の美しさを追求しても良し。

ごちゃごちゃに組み合わせて遊ぶのも良し。

異色の組み合わせで新発見も良し。

十人十色の楽しみ方、芸術が日々生まれているのだと思うとワクワクします。

お節句もそんな素直な心で向き合ったらきっと楽しいです。